誰も知らない

 

息苦しくなるよく。

 

子どもと関わるようになるなんて思わなかった。

小学生が子どもだとして、

私はずっと子どもでも大人でもない存在だったんだと思う。

自分を「子ども」と認識してたのはいつごろまでだったんだろう。

労働させられたり幼い頃から犯罪をして生活したり

売春に関わったりする子どもたちは自分が「子ども」っていう認識はしてるのかな。

まず「子ども」の定義が違うのかも。

 

子どもの面倒を見たり 勉強を教えたり とにかく

何かを教えてたり子どもを保護する立場のいま

あー、私って大人なんだ。と思う。

子どもは守らなくてはいけない。

正しいことを教えなくてはならない。

ルールを伝えなきゃならない。

 

そんな「義務感」が自然に湧くことにおどろく。

 

この仕事(アルバイトだけど)するまで

子どもは近くて遠い存在だった。

近いっていうのは、まだ自分が子どもじみてたからだと思う。

遠いっていうのは、子どもの素直さや無垢さ無知さとは離れてると考えていたから。

 

いまは子どもっていうのはものすごく違う存在だ。

その時代を経て来たのに大人っていうのは子どもと全く違う生き物だ。

違いすぎて、神秘さえ感じれそう。

 

あー、自然な笑顔とか、自然な声。自然な言葉。

なんて私たちは偽ってるんだろう。塗り固められ息ぐるしい生活をしてるんだろう。

これは自分の意思なのか、そもそも。

私だって、最初は自由だったな。

いつの間にか籠のなか。空は無限に広がって宇宙まで繋がって・・・

 

私たちは見えない何かにいつのまにか閉じ込められている。

それを少しぶち壊しても、やっぱり閉じ込められている。

 

あれ、もしかしたら守られているのかもしれない。

 

私たち大人より「大人」なものが存在しているのかもしれない。

 

・・・

 

大人なんてものはないと思います。もしかしたら子どもなんて概念もいらないのかもしれません。

 

・・・

22歳をやりこなせてません。